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新型コロナウイルスは看護師の仕事を減らしたのか

新型コロナウイルスが猛威を振るい、全国緊急事態宣言が発令されました。多くの飲食店が経営破綻に追い込まれるなど、経済的にも大きな影響をもたらしています。一方で、周囲から仕事に困ることはないと認識されている看護職。実際のところ、このような状況にあっても仕事に困ることはないのでしょうか?

様々な声が届いています。

トリセツさん

こんにちは!職場を固定せず、フリーランスのように仕事をしているトリセツです。元同僚や派遣先の看護師・介護士、知人の保健師にお仕事の状況をインタビューしてきました!

看護師Aさん

3月末で総合病院を退職しました。前々から転職活動は始めていたのですが、書類選考は通っても面接は6月という状況。それまで収入源がないので、派遣会社に登録しました…。

健診ナースさん

普段は健診センターで働いています。いつもは4~6月は健診の繁忙期ですが、全ての健診が延期になったので職場は閉鎖しました。仕事がなくなってしまったので、久しぶりに派遣会社に連絡して、バイトしています。

介護士Bさん

障がい者施設で働いています!施設は開けていますが、利用者さんの半数は外出自粛でお休みされています。仕事が減ってしまったので、私も合間にバイトをしているんですよ。

産業保健師Cさん

企業で保健師として働いています。コロナウイルスが流行し始めた当初は発生時の対応をマニュアル化するなどの業務がありましたが、発生しなければ特にやることはありません。リモートワークになって職員さんにもなかなか会えませんね。

美容ナースDさん

先月退職して、来月から研修なしで美容クリニックでの実践が始まります。今月は繋ぎで派遣バイトをしています。早めに就職活動始めていたのがよかったですね!この先どうなるかは不安です・・・。

クリニックナースEさん

仕事への影響はあまり感じていません。クリニックでの感染リスクを考えて、来院間隔を長めにしたいとおっしゃる患者さんは多いですね!

職場によってその状況は様々ですね。しかし、仕事がなくなって収入がゼロになってしまい、急遽派遣バイトを始めてなんとか繋ぎとめようとする看護師も少なくないという現状があるようです。

臨床現場からは悲痛な叫びが

トリセツさん

臨床現場ではどのようなことが起こっているのでしょうか?元同僚やSNSでの看護師のつぶやきを見てみましょう。

病棟ナースFさん

医療資材が足りません。サージカルマスクを洗って使い回したり、ガウンやフェイスシールドも使い回しです。これじゃ院内感染を防げません。

病棟ナースGさん

看護師の子どもだからって登園拒否されました。友人の看護師も「近寄らないで!」と心ない言葉をかけられたそうです。

病棟ナースHさん

自分が感染しないか心配ですが、家族に移さないかはもっと心配です。家族は実家に行ってもらい、もう2週間会っていません・・・。

臨床現場では、医療資材の不足による医療従事者の安全が守られていないギリギリの状態が続いている中で、差別を受けたり家族と離れ離れで暮らしている者もいることがわかりました。同じ看護師として胸が締め付けられる思いがするとともに、懸命に働く皆さんに頭が上がりません。

働き方を考えるきっかけに

新型コロナウイルスは、働き方や価値観など、あらゆる面で私たちの生活に大きな変化をもたらしました。例え国家資格である看護師であっても、突然仕事ができなくなってしまうことが十分にあるのです。この出来事をひとつのきっかけとして、自分の働き方・生き方について、未来を見据えたプランニングとリスクヘッジをしていくことが求められます。一人で悩まず、同僚や家族、そしてプロに相談してみても良いかもしれませんね。