前回、新型コロナウイルス感染症の影響で仕事がなくなった看護師や介護士をご紹介しました。その一方で、新たに生まれた仕事もあったことをご存知でしょうか。今回は、そんな『新型コロナウイルスが生んだ仕事』についてご紹介します。
仕事その1.コールセンター
私も健診ナースで、仕事がなくなりました。なんとかバイトで細々と仕事をする毎日です。もう少し仕事を増やさないと貯金が底をついちゃいます・・・。
そういえば、新たにコールセンターの仕事を募集していましたよ。週5で勤務できる看護師さんを探していました。
それはありがたい情報ですね!コールセンターって電話対応ですよね?具体的にどんな仕事なんでしょうか?
保健所などで新型コロナウイルスに関する問い合わせに対応するお仕事です。場所にもよりますが、日勤だけでなく、準夜勤や通し夜勤なんかもあります。1日の受電件数は約300~400件ほどあるようですよ。
- 業務内容
- 新型コロナウイルスに関する問い合わせの対応全般
- 症状のある方からの健康相談
- PCを使用した各種情報提供
- 検査が必要であれば、保健所へ引き継ぐ
- マニュアルのフロー図に基づいたトリアージ
- 患者の健康状態確認
- 上記の内容の記録など
事前研修もありますし、何か困ったことがあればスーパーバイザーに相談できるので、コールセンターの経験は必要ありません。
仕事は欲しいし、不安な人のためになれる仕事だから興味があります。求められる資格やスキルなんかはあるんでしょうか?
健康相談を行うので、保健師の資格や臨床経験3年以上を求められることが多いです。
それから、電話対応ですので顔が見えない分、丁寧な言葉遣いや応対を求められます。皆さん不安でデリケートになっていますから、きつい言葉をかけられることもあります。
仕事その2.病院玄関でのトリアージ
コールセンター以外にも、臨時の仕事はあるんでしょうか?
ありますよ!病院の玄関口で外来受診患者さんやお見舞いに来た方などに熱や症状がないか確認するトリアージの仕事があります。
トリアージっていうと災害現場などでやるイメージが強いですが。
病院には抵抗力が落ちた患者さんが来ますから、院内にウイルスを入れない大事なお仕事なんです。なので、サーモグラフィーや体温計を使ったり、問診をしたりして少しでも症状がある方にはお帰りいただきます。
イメージしにくいのですが、必要な資格や大変なことなど教えて欲しいです。
看護師資格がなくてもできる仕事ではあります。看護師資格がある場合は、より専門的に問診してしっかりとトリアージすることが求められます。
皆さん目的があっていらっしゃっているので、病院に入れないと困りますし、中には「人をばい菌扱いししているのか!」とご立腹される方もいらっしゃいます。その際に、落ち着いて丁寧に対応しなくてはいけませんね。
それから、立ちっぱなしのこともあるので、想像以上に体力勝負だったりしますよ。
なるほど!知らないだけでいろんな仕事があるんですね。少し安心しました。求人サイトを見てみます!
仕事を探すなら、アンテナはしっかりと
看護師の仕事は、自然災害によって減ることもあれば、増えることもあるとわかりました。働けなくなることは想像以上に突然やってくるものです。そんなときに焦らないように、常にアンテナをしっかりと立てて、先を見据えて生活するようにしたいものです。新型コロナウイルスが私たちに与えたこの教えを無駄にしないよう、これを機に単発の仕事にも目を向けても良いかもしれませんね。
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